JR九州、豪華寝台列車「ななつ星」リニューアル 茶室も
(日本経済新聞 2022年10月12日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC1134K0R11C22A0000000/

【ホッシーのつぶやき】
2013年に運行を開始した「ななつ星」は1万7000人ほどが乗車しているといいます。
その「ななつ星」、最大14室30名から10室20名に減らし、これまでダイニングとして利用していた車両を茶室とサロンに変更し、一部はギャラリーショップやバーラウンジに変更したといいます。
料金は2人1室の場合、1人あたり1泊2日で最低65万円から。3泊4日で最高170万円だそうですが、米国大手旅行誌の「世界の豪華列車」部門で21年、22年と2年連続で世界1位に選ばれており、「ななつ星」に憧れる富裕層が多いようです。

【 内 容 】

茶室やサロンなど車両を一部リニューアルしたJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」(12日、JR博多駅)

JR九州は豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」の車両を一部リニューアルし、15日に運行を開始する。これまで客室やダイニングとして利用していた車両をサロンや茶室、バーラウンジに改装。1泊2日で九州を回るコースと季節で変わる3泊4日のコースを用意し内容も新しくした。

ななつ星の料金は2人1室の場合、1人あたり1泊2日コースで最低65万円から。3泊4日コースで最高170万円の部屋もある。米国出版大手コンデナスト社の旅行誌の読者投票で「世界の豪華列車」部門で21年、22年と2年連続で世界1位に選ばれるなど、高い人気を誇る。

今回のリニューアルでは7両のうち、2号車と3号車を改装した。乗車定員を最大14室30名から10室20名に減らすことで、これまで食事をするダイニングとして利用していた2号車を茶室とサロンに変更。3号車は3部屋あった客室のうち2部屋をオリジナルグッズが購入できるギャラリーショップやバーラウンジとした。

オリジナルグッズを販売するギャラリーショップも設けた(12日、JR博多駅)

今回の改装はくつろげる空間を増やし、提供するサービスの充実を図る狙い。クルーズトレイン本部長の松尾英典執行役員は「ななつ星にはリピーターが多い。心豊かな時間を過ごせるという魅力をさらに進化させていき、グレードの高いものにしたい」と話す。

ななつ星は2013年に運行を開始し、これまで1万7000人ほどが乗車した。広報担当者によると新型コロナウイルス禍では海外旅行に行けない代わりに乗車した国内観光客が多かったという。水際対策が緩和されたことで、今後は国内旅行客に加え外国人利用客の増加を見込む。