【講演概要】
オーストラリアから日本酒フェスティバルの報告   (遠藤烈士:JAMS,TV)
 
今年の「日本酒フェスティバル」が、メルボルンで7月1日(土)・2日(日)、シドニーで9月30日(土)・10月1日(日)に開催されますので、ご報告させていただきます。

 「酒フェス」は、日本酒、約200種類の試飲体験イベントで、有料(69オーストラリア・ドル)でチケットを購入いただき、日本酒に合うレストランや、日本食も楽しめる場となっております。また、今回は「江戸デジタルアート展」を同時開催します。日本の江戸時代(1603年~1867年)をテーマにした日本美術、浮世絵、江戸の暮らしなどをデジタルアートとしてご覧いただくとともに、殺陣のパフォーマンスや和太鼓演奏、津軽三味線のパフォーマンスも入れた内容になっています。

 浮世絵など28点を高画質のデジタルアートとして5mくらいのLEDで見ていただきます。ここで見てもらうテーマは“江戸の生活風景”です。また “下り酒”や“居酒屋”がどのようにできたのかなども紹介したいと思います。
日本から16酒造に来て頂き、日本酒の輸入業社12社、日本食の屋台10社などが出店されます。チケットは完売となっており、1日1500人が来場されます。
 私たちは訪日プロモーションの会社ですが、何故、「酒フェス」や「江戸デジタルアート展」を開催するのかというと、オーストラリアで“日本ファンを増やす”取り組みになります。

 去年の来場者の90%が訪日経験あり、95%が翌年、訪日しますと言っておられ「日本、大好き」な人が多いのが特徴です。このような人たちにまた訪日してもらうにはどうすればよいかと考えた時、昨年は「日本酒」「日本食」、今年は「江戸」という切り口を考えました。日本文化についても好きな方が多いので、江戸の文化が現代の文化にどのようにつながっているのかを知ってもらいたいと思います。

 最後に、国税庁の「酒類輸出コーディネーター」に選出いただいたことを報告させていただきます。