外国人の「ぽち袋」ブーム インバウンドで年間2万5000パック目指す、マルアイ
(宣伝会議 2024年2月29日)
https://www.advertimes.com/20240229/article450459/

【ホッシーのつぶやき】
「ぽち袋」が外国人の注目を集めている。
この記事を見て、これも日本特有の文化なのだと気づかされました。確かにお金をむき出しのまま渡すのは品が無いですね。関西の方言だといい、明治時代に贔屓の芸者さんに渡す心付けとして広がっていったようです。海外ではチップ文化がありますが、袋に入れる文化は無いといいます。

【 内 容 】
24種類の言語をデザインに採用
ご祝儀やお年玉を入れる「ぽち袋」が外国人の注目を集めている。紙製品メーカーのマルアイ(山梨県)は4月10日に新製品のぽち袋「チップ袋」を発売する。コロナ明けで急増しているインバウンド需要によって、ぽち袋をお土産として求める人が増加。チップ袋には感謝を示す言葉を24種類の言語で記載しているほか、裏面ではぽち袋の使い方を英語で紹介している。外国人に日本の文化を楽しんでもらう考えで、年間2万5000パックの販売を目標に掲げる。

写真 商品・製品 日本人の購入も想定している「チップ袋」

インバウンド需要のほか、日本人の購入も想定している「チップ袋」
お礼として金銭を封筒や紙に包んで渡すという日本の習慣は、欧米などなじみがない国も多いが、伝統的なデザインのぽち袋やご祝儀袋は外国人の需要が高い。2023年11月に有楽町駅に設置した「祝儀袋の自販機」では、販売目標比223%を達成し、外国人旅行者の購入が多かったという。

「チップ袋」のデザインには、日本を象徴する富士山や大入袋などをモチーフに取り入れているほか、日本語の「ありがとう」、「ほんのきもち」を24種類の言語で表記。ヒンドゥー語やスワヒリ語なども使用している。ラインナップは全4種類で、価格は税込330円(3枚入り)。

同社は1888年創業。祝儀袋や事務用封筒などの日用紙製品と、食品や精密機器を保護するための産業用包材を製造・販売している。ご祝儀袋や不祝儀袋は合わせて約500種類以上を展開。ぽち袋やご祝儀袋の市場規模は約2000万パックで、同社は約20%のシェア率を誇る。