米MGMリゾーツ、東京・大阪に日本法人設立 カジノ進出の拠点に
(産經新聞 8月23日)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140823/mca1408230500002-n1.htm
【ポイント】
・世界最大級のカジノ運営会社「米MGMリゾーツ・インターナショナル」は、9月にも東京都と大阪府に日本法人を設立する方針。
・カジノを含む統合型リゾート(IR)の法案が、秋の臨時国会で継続審議されることをにらみ、日本市場進出の拠点とする。
・政府は推進法案成立後、速やかに具体的な法整備に取りかかる方針。2020年東京五輪に向けてカジノを核とした大規模なIRを国内数カ所に建設したい考え。
・MGMリゾーツは「日本に合った独自のIRを実現する」ため、複数の国内企業とのコンソーシアムを設立する。
・IR候補地ともなっている東京と大阪の2カ所にほぼ同時期に事業拠点を設置する。
・IRによる地域活性化や税金収入を当て込む自治体は多く、2大都市のほか北海道や横浜、九州、沖縄などが誘致に名乗りを上げている。
・数千億円から1兆円を超える巨大プロジェクトになるだけに、海外の大手IR会社の参入意欲は強い。
・「建設地を決めるのは日本だが、複数の案件に参入したい」と意欲を見せており、日本に足場を作ることで、企業や自治体との交渉を優位に進めたい考え。