知床の定点観測
斜里町の馬場 隆 様 (元斜里町町長) 『観光のひろば』2023年1月30日

1/30、今日は何の日かご存知ですか?
「知床の日」です。
知床は、流氷の南限であり、流氷が命の出発点となる海と陸の生態系の豊かなつながりが評価されて世界自然遺産に登録されました。北海道は、この素晴らしい世界の宝「知床」を、北海道民みんなの誇りとし、知床の価値を改めてみんなで考える日とするよう、遺産登録年2005年最初に流氷が接岸した1月30日を「知床の日」としました。
肉眼で流氷が観測できた日を「流氷初日」と言い、船の航行ができなくなる日を「流氷接岸初日」と言います。
1/30午前中、沖合でユラユラしていた流氷も、午後には接岸して「流氷接岸初日」を迎えたようです。
今年の我が家から見える流氷は、昨年より5日早い昨日1月29日、初日を迎えました。
流氷は、地球温暖化のバロメーターとも言われています。
知床の海難事故からかれこれ2年を迎えます。女満別空港の発着便は以前の状況に戻っていますが、知床は戻っていない。冬の知床の魅力は流氷であり、流氷ウォークなどのイベントもありますので、皆様もぜひ一度お訪ねください。