メルボルンで酒フェスティバル&江戸デジタルアート展が開催
(JAMS.TV 2023年8月3日)
https://www.jams.tv/japanese-community/239022?fbclid=IwAR0Fo76P_78fmdiAtIEWoZ4ttLdHt_pqH3hNke3NWyMsTiM4-fq0v7H6J7I

【ホッシーのつぶやき】
NPO会員で『観光のひろばZOOM』では毎回、オーストラリアでの活動状況のお話をお聞きしていたJAMS.TV社の代表取締役の遠藤烈士さまからの報告です。
素晴らしい成果に「おめでとうございます」。これだけでは済まない思いです。今、奈良県にも遠藤さまをご紹介していますので、何かお仕事で繋がれば嬉しいと思っています。
今回は7月1日と2日にメルボルンで「酒フェスティバル& 江戸デジタルアート展」が開催され、3,500人が訪れたそうです。次はシドニーで開催し、2日間で5000人の集客を目指しておられます。
皆さんの周りでもオーストラリアとのビジネスがあれば遠藤さまにぜひご連絡ください。

【 内 容 】

オーストラリアの在留邦人や当地事業者、政府機関・団体と共に、日豪の共感溢れる社会作りを目指し、オンラインとオフラインの両面からオーストラリアの生活・観光情報や広告サービスを幅広く提供しているJAMS.TV Pty Ltdによる日本の祭典「酒フェスティバル(Australian Sake Festival)2023 & 江戸デジタルアート展」が、2023年7月1日(土)と2日(日)の2日間、メルボルンのクイーン・ヴィクトリア・マーケットで開催された。

初開催された昨年の「酒フェスティバル 2022」では、200種以上の日本酒をテイスティングできることを最大の目玉とし、入場チケットはイベント3週間前にしてすでに完売という人気ぶりを見せた。

2回目の開催となる今年は「日本の酒・食・文化・観光」の4つをテーマに昨年以上に規模を拡大し、シドニーとメルボルンの2都市で開催が決定。年々拡大傾向にある「日本の酒・食・文化・観光」分野のオーストラリア人気において、一つの分野に特化した発信ではなく日本文化を総体的に伝えることで、日本について一部または表面的にしか知らない人々の知識と興味を広げる狙いだ。また、参加者が日本文化を日常的に愉しむ機会を増やすことで、オーストラリア国内における日本産食品・製品市場、インバウンド観光市場、芸術分野や文化交流の拡大に繋がり、新たな切り口で日本を訪れるきっかけとなるだろう。

3,000枚の前売りチケットはイベント開催1週間前に完売。当日入場客も合わせ、2日間で3,500人が訪れ大変盛況なイベントとなった。

イベント会場は2つの大きなエリアに分けられて開催された。

一つは昨年から継続して中心となる、日本酒を堪能できるエリアの「酒フェスティバル」だ。本イベントのために来豪出店した日本の酒蔵・酒造メーカーの各ブースで、日本酒を中心としたさまざまなタイプの日本の酒(リキュール・焼酎・ウイスキー・ジン、梅酒、ゆず酒などの果実酒など)200種類以上が試飲販売されたほか、日本の酒をより楽しむための酒器や、酒の肴に欠かせないフードも現地レストランから多数出品販売された。今年は日本酒のみならず、日本食や観光をはじめとした幅広い日本文化の伝達を目指して17歳以下の未成年も入場可とし、子どもから大人まで楽しめるよう多彩な企画が導入された。

それが、もう一つのエリアである江戸をテーマにした企画展示の「江戸デジタルアート展」だ。

「江戸文化」を総合テーマに、浮世絵、舞台芸能、生活文化、食文化、酒造りの歴史、伝統工芸、伝統ファッションなど歴史ある日本の魅力を巨大なデジタルスクリーンで演出し、特設ステージで日本伝統の文化芸能パフォーマーらによる華やかなパフォーマンス、ワークショップなどを披露することで、幅広い年代層が楽しめる企画となった。また、会場では日本の伝統工芸などの日本産製品の展示販売も展開された。オーストラリアにいながら日本の文化体験に触れながら、現代に残る江戸時代のさまざまな産業や文化が生まれた背景を知る人々の様子は、まるで「 現世を浮かれて楽しむ」という浮世絵の時代を蘇らせたようなにぎわいを見せた。

ステージパフォーマーの面々

イベント当日は、DJ Naruによる会場BGMを皮切りに、ステージではアメリカ人津軽三味線奏者「Kanzemi」による演奏後、在メルボルン日本国総領事館の島田順二総領事による挨拶(1日目のみ)があった。その後、メルボルンを中心に活動する「和太鼓りんどう」や殺陣・日本舞踊「凛派」、ミュージシャンの「Mizuki」、花と人間を融合させた新しいアート「Hananingen」による日本の魅力にあふれたパフォーマンスが会場を盛り上げた。

「江戸デジタルアート展」の巨大スクリーンにはさまざまな江戸にまつわる映像が映し出され、会場全体では東京の合羽橋に店を構える箸専門店の『はし藤』による箸作りワークショップや、「Australian Sake Awards」の審査員も務めた Simone Maynardによる酒セミナー、日本で初の外国人杜氏である『木下酒造』のPhilip Harperによる酒セミナーなどが催された。

老若男女かつ多国籍の人々が集まり、大盛況で幕を閉じたメルボルンの同イベントは、9月30日(土)と10月1日(日)、シドニーのカレッジワークスでも開催される。シドニーでは2日間で5,000人の集客を目指し、現在チケットが販売されている。