メディア総接触時間は高止まり、スマホは1日あたり152分でシェア34%に、テレビ画面でネット動画視聴も加速
(トラベルボイス 2023年8月14日)
https://www.travelvoice.jp/20230814-153565

【ホッシーのつぶやき】
「スマホ」が151.6分に増えて「テレビ」が135.4分に減少している。テレビ番組がつまらないのもあるが、視聴方法が変化している。「テレビのインターネット接続」は55%、「定額制動画配信」も55%、「有料動画視聴」も24%に増えている。 テレビ番組をスマホで見る人が増え、テレビは大型画面で家族など多くで楽しむため見るという形態に変わってきたようだ。

【 内 容 】
博報堂DYメディアパートナーズ ・メディア環境研究所は、2006年から毎年実施している「メディア定点調査」の2023年の結果を公表した。

それによると、メディア総接触時間は443.5分(1日あたり/週平均)となり、昨年から2分減。2年連続減少したものの、コロナ禍で急増した2021年から は高止まりが続いている。

メディア別でみると、「携帯電話/スマートフォン」が昨年から4.7分増えて151.6分、「テレビ」は同8.2分減の135.4分。2022年に初めて「携帯電話/スマートフォン」が「テレビ」を上回り、2023年はさらにその差を広げた。メディア総接触時間における「携帯電話/スマートフォン」 のシェアは34.2%で、初めて全体の1/3を超え、モバイルシフトが依然として続いている。

また、テレビのインターネット接続は、昨年から3.5ポイント増えて54.9%。テレビスクリーンで動画視聴するストリーミングデバイスの所有は 33.7%(同9.3ポイント増)と、テレビスクリーンのネット化が加速している。民放公式テレビポータルTVerの利用はさらに伸びて4割(39.5% 同7.5ポイント増) に迫り、昨年伸びが鈍化した定額制動画配信サービスの利用は再び伸長して初めて過半数(54.6% 同7.1ポイント増) を超えた。

このほか、「有料動画視聴」(24.1% 同2ポイント増)や「無料動画視聴」(26.9% 同0.1ポイント減)に加え、今年は「見逃し視聴サービスによるテレビ番組視聴」(26.2% 同8.5ポイ ント増)が急伸。見逃し視聴サービスの存在感が増す一方で、「録画したテレビ番組視聴」(64.4% 同7.1ポイント減)は減少した。スマートフォンのスクリーンでのテレビ番組利用は2020年から9.1ポイント増加して28.0%と3割に近づく結果となった。