あの薬局がアジア圏出店国のニーズに合わせたプライベートブランドを展開!海外に根付く日本ブランドとは?
(MATCHA週刊インバウンドニュース 2024年4月1日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000089283.html

【ホッシーのつぶやき】
「マツモトキヨシ」のプライベートブランド「matsukiyo」では、出店国にローカライズされた商品を開発するといい、台湾では7つの医薬品が開発している。訪日して日本製品の良さに触れ、帰国してからも購入できる好循環をもたらす戦略だ。
日本ブランドが海外進出し、店舗を構え、その土地に根ざした商品を展開することは大切な視点になる。

【 内 容 】

訪日客に人気のスポットのひとつと言えば、ドラッグストアを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんなドラッグストアのひとつ、マツモトキヨシが先日、展開しているプライベートブランド「matsukiyo」で、アジア圏出店国のニーズを反映したローカライズプライベートブランドの開発を開始すると発表しました。

もともと「matsukiyo」は2020年3月から、アジア圏出店国共通のトレンドを加味した商品展開を進めてきましたが、海外店舗の拡大に伴って、さらに現地のニーズを汲み取った開発になるとのこと。まず最初に始まるのは、台湾から!台湾の医薬品規制をクリアしている現地の製造メーカーと組み、台湾にフォーカスした7つの商品が開発されています。鎮痛剤が3種類、その他に便秘薬や点鼻薬、口内炎用の軟膏、痰切薬のそれぞれ1種類ずつの展開。

旅アトの自国にて、自国のために開発された日本ブランドの商品を手に取れるというのは、訪日客にも嬉しいことなのではないでしょうか。

このような現地のニーズや生活を意識して商品を展開するのは、マツモトキヨシだけではありません。

たとえば、無印良品。銀座の大きな旗艦店も訪日客に大人気です。無印良品は、そのデザインやカラー、扱う商品など、大きく変えない・変わらない部分もあるようですが、その土地の生活に根ざす取り組みを行っています。

たとえば、地元企業とのコラボレーションで、タイ・バンコクでは石鹸の量り売りを行ってみたり、フランス・リヨンではリヨン産のワインや食品を定期的に販売するコミュニティ活動が行われていたり。特に食生活という部分に特徴があるようで、韓国ではKorea Limitedのイカキムチのパウチが販売されていました。

※参考:無印良品 公式サイト「地域情報」https://www.muji.com/jp/ja/shop/046604/articles/events-and-areainfo/areainfo

日本ブランドが海外に進出し、店舗を構え、その土地に根ざした商品展開や取り組みを行う。このことで、より日本に興味を持ったり、旅ナカと旅アトで比較する楽しみが増えたりと、好循環が生まれていきそうです。