日本初、上高地のパークアンドライドに見るオーバーツーリズム解消のヒント!
(中西恭大@インバウンド屋 2024年5月3日)
https://twitter.com/uki__/status/1786256189594234899?refsrc=email

【ホッシーのつぶやき】
上高地は日本で初めてパークアンドライド方式を導入し、上高地の駐車場に停車して専用バスに乗り換えるマイカー規制が導入されているという。これは不便だろう。しかしこの不自由さが快適な生活環境を維持しているということのようだ。
オーバーツーリズムも事前予約や人数制限といったある程度の不自由さを旅行者に強いることも必要なのかもしれない。

【 内 容 】
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(中西さん)初めて上高地に訪問。恐らく普段よりは人が多いと思うが、混雑を感じるほどではなく、オーバーツーリズムとは無縁な印象。上高地は1975年に日本で初めて?マイカー規制が導入されていて、パークアンドライド方式で訪問する。上高地まで専用バスで約30分程度のところに2000台規模の駐車場があり、そこに停車してバスに乗り換える。駐車場は1日700円、バスは往復2800円、現地のトイレはチップ制で一回100円。

道中は途中までは一般道だが、途中から規制のかかった専用道路になり、基本はバスとタクシー以外侵入不可。慣れたドライバーしかいないので秩序が保たれており、狭い道でも混乱はないし、道路もかなり綺麗に整備されていて、誘導員もいる。バスの運行は地元のアルピコグループが手掛けていて、収益も雇用も確保していると思われる。

京都などに比べると確かにアクセスは悪いが、GWど真ん中で日本人が多く来ている中、不快を感じる混雑はなく、規律と秩序を維持した混雑というイメージで、パークアンドライド方式という不自由さ・規律が生み出す秩序が快適な旅行体験を維持しているのかなと。

やはりここにオーバーツーリズム解消のヒントはあって、ある程度の不自由や手間を旅行者側に強いる=事前予約とか人数制限で、快適な旅行体験を作るのが必要だなと改めて感じました。そして上高地の壮大さは言わずもがなでした。