春節を迎える中国、国内旅行者数は昨年から倍増、前後40日間で90億人見込み、帰省ラッシュで鉄道・航空はすでに大混雑
(トラベルボイス 2024年1月26日)

【ホッシーのつぶやき】
今年も春節の季節がやってきた。2月10日から始まる春節前後40日間、中国の国内旅行者数は延べ90億人に達するという。約80%が車による移動で、40日間の鉄道利用者は4億8000万人、航空機移動は2019年比9.8%増8000万回になる。
中国人の春節は人民の大移動。訪日旅行も増える見込みで、東南アジア、日本、韓国などに2500便以上が追加されている。

【 内 容 】

中国の国営放送CCTVは、2024年2月10日から始まる春節(旧正月)前後40日間の中国の国内旅行者数は延べ90億人に達する見込みだと報じた。これは、2023年の47億人のほぼ倍となる。90億人のうち約80%が車による移動になる見込みだという。

春節を前にすでに帰省ラッシュは始まっており、1月26日に鉄道を利用した旅行者はおよそ1100万人と推計される。40日間の鉄道利用者は4億8000万人と予想。2022年からは38%増、コロナ前の2019年比でも17%増になる見込みだ。

CCTVによると、帰省ラッシュ初日の航空機の利用者はおよそ200万人。中国の航空当局は、期間中の航空機による移動回数は2019年比9.8%増の約8000万回に急増すると予想している。上海の浦東空港と虹橋空港では旅客数が前年比57.6%増、北京空港では同60%以上増加すると見通しだ。

期間中は、国内旅行者数だけでなく、海外旅行者数も増える見込み。すでに、東南アジア、日本、韓国などの路線では、2500便以上が追加されているという。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。